<< 一覧に戻る

特集 歩行障害・認知症をともなうLUTSの診方

【歩行障害・認知症とは】認知症の原因疾患と鑑別

山崎峰雄

排尿障害プラクティス Vol.26 No.1, 25-32, 2018

認知症の原因で最も多いものはアルツハイマー型認知症で,6~7割を占める。近時記憶障害と見当識障害で発症し,側頭葉内側面の萎縮が特徴的である。レビー小体型認知症は幻視やパーキンソニズムが特徴的で,近年,DAT-SPECTやMIBG心筋シンチグラフィなどの検査で診断率が向上している。新しい疾患概念である高齢者タウオパチーが決して稀でないことが明らかとなり,鑑別診断上問題となっている。
「KEY WORDS」アルツハイマー型認知症,レビー小体型認知症,血管性認知症,高齢者タウオパチー,嗜銀顆粒性認知症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る