認知症の原因で最も多いものはアルツハイマー型認知症で,6~7割を占める。近時記憶障害と見当識障害で発症し,側頭葉内側面の萎縮が特徴的である。レビー小体型認知症は幻視やパーキンソニズムが特徴的で,近年,DAT-SPECTやMIBG心筋シンチグラフィなどの検査で診断率が向上している。新しい疾患概念である高齢者タウオパチーが決して稀でないことが明らかとなり,鑑別診断上問題となっている。
「KEY WORDS」アルツハイマー型認知症,レビー小体型認知症,血管性認知症,高齢者タウオパチー,嗜銀顆粒性認知症
「KEY WORDS」アルツハイマー型認知症,レビー小体型認知症,血管性認知症,高齢者タウオパチー,嗜銀顆粒性認知症