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Office Urologistsへのアンケート

歩行障害・認知症をともなうLUTSの実情と治療の現状

榊原隆次

排尿障害プラクティス Vol.26 No.1, 4-12, 2018

超高齢社会を受け,泌尿器科・内科をはじめとした全国の医療機関は,高齢者に優しい医療に取り組んでおります。80歳代の方の3人に1人が,なんらかの認知機能の問題を抱えておられるとされ,80歳代の方の3人に2人が,なんらかの歩行機能・膀胱機能の問題を抱えておられるともいわれます。これらの問題を有する方に優しい医療への取り組みが,急務とされています。
加齢とともに増える疾患として,前立腺肥大症は最も有名な疾患の1つです。さらに,女性の腹圧性尿失禁/骨盤臓器脱,歩行障害の原因としての腰部/股/膝関節症やかくれ脳梗塞,認知症の原因としてのアルツハイマー病・レビー小体型認知症も,加齢とともに増えることが知られています。すなわち,加齢とともに,下部尿路症状(lower urinary tract symptoms:LUTS)と歩行障害・認知症とを,同時に有する患者さんが,今後ますます増えることが予想されます。このようなとき,私たちはどのようなことに気を付けて診療するとよいでしょうか?
本アンケートでは,「歩行障害・認知症をともなうLUTSの実情と治療の現状」について,第一線で活躍されているOffice Urologistsの先生方に質問に答えていただきました。これらの質問は,日々の診療のなかで,高齢患者さんを診療する際のポイントの1つであろうかと思われます。では,順にみてまいりましょう。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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