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特集 夜間頻尿のパラダイムシフト

夜間頻尿と睡眠障害:泌尿器科医の知っておくべき診断と治療(睡眠時無呼吸を含む)

鈴木真由美

排尿障害プラクティス Vol.25 No.1, 47-54, 2017

夜間頻尿との関与が知られている睡眠障害には,不眠症,うつ病による不眠,睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome;SAS),むずむず脚症候群,周期性四肢運動障害がある。
SASでは,中途覚醒増加や,心房性ナトリウム利尿ペプチド(atrial natriuretic peptide;ANP)分泌亢進により夜間頻尿となり,SASの重症度にともない夜間頻尿は悪化する。持続的陽圧呼吸(continuous positive airway pressure;CPAP)は夜間頻尿にも有効である。むずむず脚症候群,周期性四肢運動障害では,睡眠中の脚の動きにより覚醒反応や中途覚醒が生じ,それにより夜間頻尿となる。
不眠症では睡眠衛生指導が重要である。夜間頻尿に睡眠薬やメラトニンの有効性が報告されている。高齢者のベンゾジアゼピン系睡眠薬の投与は有効性より転倒などのリスクが高いことから,本稿では睡眠薬の選択についても概説する。
「KEY WORDS」夜間頻尿,不眠症,睡眠時無呼吸症候群(SAS),むずむず脚症候群,周期性四肢運動障害,睡眠衛生指導

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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