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特集 夜間頻尿のパラダイムシフト

泌尿器科医が行う診療アルゴリズム

鈴木康之古田昭小池祐介高橋和宏頴川晋

排尿障害プラクティス Vol.25 No.1, 16-24, 2017

高齢人口の爆発的増加は,排尿障害治療を放置できる病態から対応必須の項目に押し上げた。また,その治療法も,専門施設限定の外科手技から一般医療機関で実施可能な内科的手法へのパラダイムシフトを起こした。
夜間頻尿の病態は,個人差も大きく,完璧な診療アルゴリズムというものは存在し得ない。しかし,その患者数は多く,医療者は適切な医療を施す必要がある。そのためには,きめ細やかな診断・治療が無理なくできるように,チーム医療体制を構築し,対象患者には基本検査のほかに,排尿日誌などの精度の高い手法で評価し,薬物療法や行動療法を用い,よりよい状態へ導く努力を医療者は惜しむべきでない。
「KEY WORDS」夜間頻尿,アルゴリズム,パラダイムシフト,チーム医療,行動療法

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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