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特集 改訂・刷新された過活動膀胱診療ガイドライン

行動療法の適応と効果

山西友典加賀勘家布施美樹

排尿障害プラクティス Vol.23 No.2, 46-51, 2015

過活動膀胱(OAB)に対する治療は,行動療法,薬物療法,手術療法,その他の治療法に分けられる。行動療法には,生活指導,理学療法,計画療法,補助療法がある。生活指導には,食事と運動療法による体重減少(推奨グレードA),禁煙,食事,飲水指導,便秘の改善(推奨グレードC1)などがある。理学療法には,骨盤底筋訓練(PFMT)があり,腹圧性尿失禁の第一選択であるが,切迫性尿失禁,混合性尿失禁にも有効である(推奨グレードA)。膀胱訓練は,尿を我慢させることにより蓄尿症状を改善させる方法で,OABにおける行動療法の第一選択である。広義の膀胱訓練として,定時排尿,習慣排尿法,排尿促進法とあわせて計画療法という(推奨グレードA)。医療専門職による行動療法統合プログラムは,生活指導と膀胱訓練,PFMTを組み合わせ,さらには観察下強化訓練,フィードバック訓練およびバイオフィードバック訓練(推奨グレードB),あるいは膀胱訓練などを含めた包括的な行動療法プログラム(推奨グレードA)である。
「Key Words」過活動膀胱(OAB),ガイドライン,行動療法,生活指導,膀胱訓練

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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