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特集 認知症と排尿障害

認知症患者さんの過活動膀胱(OAB)の薬物療法

鈴木康之

排尿障害プラクティス Vol.22 No.3, 25-30, 2014

・認知症では,OAB(過活動膀胱)診断に不可欠の尿意切迫感の有無は判定困難である.
・認知症では,LUTS(下部尿路症状)やBPSD(精神症状)が本人のQOL(生活の質)と介護者の負担の両者を悪化させるため,これらへの適切な対応が臨床的に重要である.
・基本的な泌尿器科的評価である検尿や画像診断で尿路系の異常を評価し,適切な処置をすることが実施可能なLUTS対応策となる.
・BPSDへの対応は,介護者・医療者教育も含めて可能な対応が行われるべきである.
・OAB治療薬の抗コリン薬は有効性が高く多用されるが,副作用である便秘や口渇がBPSDの原因になる可能性を念頭におく必要がある.
「Key Words」認知症,精神症状,過活動膀胱,抗コリン薬,β3刺激薬

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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