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特集 認知症と排尿障害

特集に寄せて

榊原隆次

排尿障害プラクティス Vol.22 No.3, 7, 2014

認知症は,いったん進行すると機能性尿失禁が必発してみられる.これは,「トイレで排尿する意志がない」,「トイレの場所・容器が判断できない」,「衣類の着脱の仕方がわからない」などのために失禁してしまうもので,失禁に対する無関心がしばしば同時にみられる(認知症による尿失禁).歩行障害を同時に有している場合,トイレまで間に合わず失禁してしまう(歩行障害による尿失禁).機能性尿失禁の対処として,認知症・歩行障害の治療とともに時間排尿を促し(行動療法),やむを得ない場合おむつの着用を行う.近年,行動療法を体系的に行い認知症患者さんのおむつはずしに成功した事例も知られている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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