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特集 女性骨盤底医学up to date

病態生理

島田誠

排尿障害プラクティス Vol.21 No.2, 7-12, 2013

骨盤臓器脱を理解するうえで, 骨盤底の病態を理解することは重要である. 骨盤底の構造は男性とは異なり, 出産や内分泌の影響を強く受け環境が大きく変化する. そのほかにも種々の要因で骨盤底は緩み, 慢性的に負荷がかかったのが骨盤臓器脱, つまり腟へ向かって起こった生殖裂孔ヘルニアである. 骨盤底の弛緩は種々の症状を呈し, 排尿機能, 排便機能, 性機能, などへの障害のため強い不快感を伴いQOLへの大きな障害となっている. ここでは泌尿器科に必要な婦人科的な病態を示したが, female urology (urogynecology)の基本として理解することが重要である.
「はじめに」女性骨盤底に関わる病態生理は複雑であり, 骨盤臓器脱や尿失禁, FLUTS(female LUTS: lower urinary tract symptom)は潜在患者が多いことが分かり, 近年注目されている.
「Key Words」骨盤臓器脱, 腹圧性尿失禁, 骨盤底筋群, 膀胱瘤, 子宮脱

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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