<< 一覧に戻る

特集 脊髄損傷と排泄障害

初期尿路管理

木元康介

排尿障害プラクティス Vol.20 No.3, 7-11, 2012

入院当初において尿道留置カテーテル管理はやむを得ない. その留置にあたっては無菌的に行うことと陰毛を巻き込まないことが肝要である. 尿道留置カテーテルは尿量の正確なモニターが不要になった段階で抜去し, 間欠導尿に移行する. その方法は清潔間欠導尿で構わない. T6より高位での損傷患者では自律神経過緊張反射への対応が重要である.
「はじめに」2011年に発刊された『脊髄損傷における排尿障害の診療ガイドライン』において, 初期尿路管理はクリニカル・クエスチョンとは別立てで記載されている. その理由は, 2005年に発刊された初版のガイドラインが『慢性脊髄損傷における排尿障害の診療ガイドライン』というタイトルであり, 慢性期の管理しか取り扱っていなかったことと, 初期尿路管理に関してはエビデンスが少ないことによる.
「I 脊髄損傷の疫学」脊髄損傷患者の発生率は, 国や報告によって異なっているが, 10~46.2/百万人/年である1).
「Key Words」尿道留置カテーテル, 清潔間欠導尿, 自律神経過緊張反射

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る