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尿路機能の再生医療の現状

骨髄由来細胞移植による膀胱再生

今村哲也石塚修西澤理

排尿障害プラクティス Vol.18 No.4, 36-44, 2010

膀胱再生は, 排尿障害によって日常生活に支障を有する患者にとって, 有益な治療となり得るものである. われわれは, 何らかの原因によって機能を失った膀胱に対して, 骨髄由来細胞を用いて機能的な膀胱を再生させる研究を精力的に行っている. 本稿では, 凍結傷害膀胱モデルを用いて骨髄由来細胞移植による機能的な膀胱再生の可能性について検討した研究を紹介する. さらに, 骨髄由来細胞による膀胱再生を成功させた生体微小環境について, tissue engineeringの視点で考察する. われわれのこれらの研究は, 骨髄由来細胞による膀胱再生を臨床応用させるための, また, 好成績な治療効果を得るための重要かつ必須な基礎研究である. 「はじめに」近年, 何らかの原因によって機能を失った臓器の再生, 難治性疾患の治療, あるいは臓器移植における慢性的なドナー不足を補うことを目的とした再生医療研究が精力的に行われている. 泌尿器科領域において, 再生を目指す器官臓器のひとつとして膀胱がある1).

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