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各種尿路変向術の遠隔成績とQOL

S状結腸利用新膀胱造設術

三宅秀明藤澤正人

排尿障害プラクティス Vol.17 No.3, 48-54, 2009

膀胱全摘除術後の尿路変向術として, さまざまな術式の新膀胱造設術が試みられている. 筆者らは幾多の変遷を経て, 現在はReddyらにより考案されたS状結腸利用新膀胱造設術に改変を加えたReddy変法を好んで選択している. その理由としては, 粘膜下トンネルが確実に作製できる, 排尿効率が優れている, 使用腸管の影響による代謝障害が軽微である, などが挙げられる. また, 本法は新膀胱造設後, 長期に安定した排尿状態を維持することが困難とされている女性症例において, 特に有用であるとの特徴をあわせもつ. 本稿では, 筆者らのS状結腸利用新膀胱造設術の経験をもとに, 本術式に対する現状のコンセンサスを要約するとともに, その問題点にも言及した. 「はじめに」腸管を用いた新膀胱造設術は, 膀胱全摘除術後の尿禁制型尿路変向術としては最も頻用される術式である. 今日まで回腸やS状結腸等を使用した数多くの術式が考案され, 代表的な術式に関しては, 長期の経過観察を経て安定した成績が報告される一方で, その問題点も明らかにされつつある.

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