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薬剤による排尿障害―各診療科からみる―

小児科からみる薬剤による排尿障害

長谷川雄一鈴木康之

排尿障害プラクティス Vol.16 No.1, 35-42, 2008

小児の排尿障害は非常に多岐にわたる. 精神的疾患から先天性疾患まで, その範囲は成人よりも広範囲であると思われる. 問診や身体所見をとるにも協力が容易に得られない小児では, いかに効率的に診断できるかがポイントとなってくる. 排尿障害のなかで薬剤性の診断に至るか否かは, その知識があるか否かを意味する. この章では, 是非念頭に入れていただきたい排尿障害を来す可能性のある薬剤と, それを使用する小児の基礎疾患について紹介する. はじめに 小児に排尿障害を来す薬剤は, 基本的に成人と同様である. 抗コリン作用を有す薬剤などでの副作用としての排尿障害は小児にも当てはまる. しかし, 成人と違いそのような薬剤を使用する頻度は多くはない. また, 既往歴や薬剤を使用する対象疾患も成人とは異なる. したがって, 小児の排尿障害を診察する際に, 薬剤性排尿障害を疑ううえで重要であるのは, 小児特有の疾患で使用する薬剤の副作用の知識と小児の排尿に関する知識である.

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