<< 一覧に戻る

高齢者の排尿障害の病態と対策

薬物投与による排尿障害

鈴木康之長谷川雄一

排尿障害プラクティス Vol.14 No.4, 60-66, 2007

すべての薬物は, 薬理作用として治療目的である「主作用」と, 目的外, 不必要または障害となる「副作用」の両方をもつ. 現在のところ, 臓器特異的に作用する薬物はほとんどなく, 投与された薬物は全身でその主作用と副作用をいかんなく発揮する. 正常の排尿, つまり「尿を失禁なく十分に貯め, 的確に残尿なく排出する機能」は, 下部尿路のみならず全身機能がある水準以上ないと達成されない. これらの機能が低下している高齢者等に薬物(特に自律神経作動薬)を使用する場合には排尿障害発症への配慮が重要になる. 「はじめに」薬物は生体内でさまざまな作用を発揮する. この作用のなかで疾患治療に利用するものが「主作用principal action」で, 不必要, 障害になるものが「副作用side effect」と医療の都合で分類される. また, 適正量投与でも「有害反応adverse reaction」として好ましくない反応が現れることがある. いずれの薬剤でも, どのような病態でも薬剤による好ましからざる反応は起きうるので, 常に細心の注意をもって医療にあたるべき大原則がある.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る