特集 循環器疾患におけるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン(RAA)系の新たな展望
基礎 腎臓生理,病態生理におけるRAAの役割
掲載誌
CARDIAC PRACTICE
Vol.32 No.2 21-25,
2022
著者名
木戸口 慧
/
西山 成
記事体裁
抄録
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特集
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
CARDIAC PRACTICE
Key Words
腎内RAA系,尿中アンジオテンシノーゲン,アンジオテンシン受容体拮抗薬,ミネラロコルチコイド受容体拮抗薬
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(renin-angiotensin-aldosterone:RAA)系は体液・血圧の維持のみならず,生体内において多彩な役割を果たしている。近年,腎臓におけるRAA系が時に全身のRAA系とは独立して働き,さまざまな病態に関わっていることが示されている。本稿では,腎臓におけるRAA系の古典的な役割に加え,腎内の特異的なRAA系の意義につき概説する。
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