高齢化による加齢変性性の弁膜疾患の増加は,リウマチ性心臓病の減少以上に弁膜症全体の総数を押し上げる結果となり,わが国の弁膜症手術件数も大動脈弁置換術や僧帽弁形成術をはじめ増加傾向にある1)。もう1つのパラダイムシフトはcoronaryからstructureの時代へ移行したカテーテルインターベンションの普及であり,弁膜疾患については2013年10月より経カテーテル大動脈弁植込み術(transcatheter aortic valveimplantation:TAVI),2017年10月よりMitraClipⓇ(経皮的僧帽弁形成術)が承認されている2)。
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外科病理検体にみる心臓弁膜症
掲載誌
CARDIAC PRACTICE
Vol.30 No.3 7-11,
2020
著者名
加藤 誠也
記事体裁
特集
/
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
CARDIAC PRACTICE
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。