近年,心不全治療の1つである植込み型除細動器(ICD)や心臓再同期療法(CRT)は,さまざまなエビデンスからその有用性が高く評価されている。過去のエビデンスに基づき,その適応がガイドラインに示されているが,そのエビデンスの多くが欧米のものである。一方で,患者ごとでの疾患状態や社会背景が異なり,これらを考慮したうえでICD/CRTの適応を考えることも必要である。
「KEY WORDS」心不全,ICD,CRT,突然死