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特集 神経システムと循環器疾患

トピック 腎交感神経デナベーションと高血圧・循環器疾患

星出聡

CARDIAC PRACTICE Vol.30 No.1, 45-49, 2019

高血圧は心血管イベントの重要なリスクファクターである。基本的に,血圧値と心血管イベント発症には相関がみられる。近年,欧米の高血圧ガイドラインが改訂され,以前と比較して厳格な血圧コントロールを推奨するようになった。高血圧の治療は,生活習慣の改善が基本であることはいうまでもないが,それでも目標血圧コントロールが得られない場合は,薬物療法の適応となる。2018年の欧州高血圧ガイドラインにおいては,降圧薬を用いた初期治療は,異なる種類の降圧薬2種類の併用療法を推奨している。それでも目標血圧コントロールが得られない場合は,3剤,4剤と降圧薬を増やしていくしかないわけであるが,なかにはそれでもなお目標血圧へのコントロールが得られない症例があり,治療抵抗性高血圧と呼ばれる。腎交感神経デナベーション(renal denervation:RDN)は,この治療抵抗性高血圧に対して開発された治療の1つである。
「KEY WORDS」治療抵抗性高血圧,未治療高血圧,腎交感神経デナベーション

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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