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特集 脂質異常と冠動脈疾患

臨床 脂質異常症と動脈硬化性疾患の疫学研究

秦淳二宮利治

CARDIAC PRACTICE Vol.29 No.2, 23-26, 2018

脂質異常症,特に高コレステロール血症は,動脈硬化性疾患の重要な危険因子である。久山町研究によると,過去50年間に高コレステロール血症の有病率は時代とともに上昇し1),そのため,近年のわが国では動脈硬化性疾患の予防における脂質異常症の管理の重要性が増している。そこで本稿では,久山町研究などわが国の前向き追跡調査(コホート研究)の成績を用いて,高コレステロール血症と動脈硬化性疾患発症との関連について考察する。
「KEY WORDS」脂質異常症,冠動脈疾患,脳梗塞,LDLコレステロール,non-HDLコレステロール

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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