<< 検索結果に戻る

総論

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.3, 15, 2017

近年,アカデミア発の先進医療が注目を集めている。先進医療制度とは,国民の選択肢を拡げ,利便性を向上し,さらに有効性および安全性を確保する観点から,医療技術ごとに一定の施設基準を設定し,施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができる制度である。先進医療は,再生医療の機運の高まりを受けながら,遺伝子治療,核酸医薬,細胞治療などの新しい治療法や医療機器の開発など多岐に渡っている。
わが国の心血管病に対するトランスレーショナルリサーチの歴史において,血管新生治療の実用化が大きなターニングポイントと考えられる。その先駆者は米国タフツ大学のIsner 教授であり,血管内皮増殖因子であるvascular endothelial growth factor(VEGF)を末梢動脈疾患に対する遺伝子治療に用いて有効性を証明したことで,遺伝子治療をはじめとした高度先進医療の標的疾患として下肢の末梢動脈疾患がクローズアップされた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載雑誌詳細 この雑誌の目次を見る

抄録