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基礎 老化のシグナリング

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.2, 17-21, 2017

老化とは,加齢とともに個体の生理機能が低下する生命現象である。われわれの体を構成する細胞は,無限に分化・増殖をすることはできず,主にp53を介したシグナルにより不可逆な分裂停止に陥る。また,酸化ストレスや放射線などによるストレスも主にp53シグナルを介して細胞老化を促進する。肥満・糖尿病や高血圧は加齢とともに増加する老化関連疾患であり,その病態に細胞老化を介した機序が深く関与することがわかってきた。われわれは,これまでp53を介したシグナルが,糖尿病や心不全の中心的な病態基盤を形成することを報告してきた。本稿では,老化関連疾患における細胞老化の病的意義について考えてみたい。
「KEY WORDS」P53,セマフォリン3E,プレキシンD1

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抄録