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臨床 喫煙の循環器疾患への影響

CARDIAC PRACTICE Vol.28 No.1, 51-54, 2017

喫煙がさまざまな疾患の発症との関連があることは広く知られている。50歳以上の日本人男女における死亡に対する喫煙の寄与割合は男性22%,女性13%1)ときわめて高く,肺がんや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患のみならず,虚血性心疾患や閉塞性動脈硬化症など心血管疾患との関連も明らかとなっている。タバコの煙には4,000種類以上の化学物質および250種類以上の毒物/発がん性物質が含まれる2)3)とされ,特にニコチン,タール,一酸化炭素の健康有害性,心血管イベントに対する悪影響はよく知られている(図1)4)。
日本たばこ産業株式会社2016年5月に発表された「全国たばこ喫煙者率調査」によると,全国の喫煙人口は2,027万人(19.3%)[男性1,498万人(29.7%),女性528万人(9.7%)]と推計されている。男性では,喫煙率はピークであった1966年が男性83.7%,女性18.0%であり,それと比較すると,相当低下したともいえる。しかしながら,女性の喫煙率はこの10年程度横ばいで,2015年から比較すると,増えているくらいである。このような状況の中,喫煙と循環器疾患に対して注目も集まっている。
「KEY WORDS」喫煙,循環器疾患,冠動脈疾患,脂質異常

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抄録