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循環器疾患研究を支えた人々

横山光宏(よこやまみつひろ)

平田健一

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.3, 74-75, 2016

横山光宏先生は愛媛県新居浜市のお生まれで,神戸大学医学部を1969年に卒業され,当時友松達彌教授が主宰されていた神戸大学医学部第一内科に入局されました。大学院博士課程では循環器の臨床に従事されると同時に水谷哲郎先生(後に国立神戸病院院長)がリーダーの心筋代謝グループで冠循環の調節機構に関する研究に精力的に取り組まれました。大学院修了後は,1977年から米国セントルイスにあるワシントン大学の内科循環器科リサーチフェローとして留学され,Burton E.Sobel教授のもとでPhilip D.Henry教授と共に動脈硬化血管の血管トーヌスの調節に関する研究に没頭され,独創的な成果を発表されました。当時,動脈硬化に陥った血管は,文字通り血管が固くなり,収縮・弛緩しなくなると考えられていましたが,横山先生は,動脈硬化を生じた血管が,ある種の血管作動物質に対して過剰収縮することを証明されました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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