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特集 チームで取り組む心不全医療

臨床 心不全急性期のチーム医療

肥後太基

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.3, 27-33, 2016

「はじめに」わが国の心不全患者数は現在すでに100万人を超えていると考えられており,急性期医療の進歩と人口の高齢化などの要因により2030年ごろまではその数は増加し続けることが予想されている。この“心不全パンデミック”ともいわれる状況下で,心不全の発症をどのようにして予防し(一次予防),ひとたび発症した心不全に対しては,どのように評価して治療をし,さらにどのように再増悪や再入院を予防するか(二次予防)は非常に重要でかつ喫緊の課題であると思われる。
「急性心不全治療の全体像」わが国で急速に増加しつつある心不全患者の診療や管理にあたってチーム医療の概念はきわめて重要である。いわゆる急性心不全とは「心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて急速に新ポンプ機能の代償機転が破綻し,心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全を来たし,それに基づく症状や徴候が急性に出現,あるいは悪化した病態」と位置付けられている1)。
「KEY WORD」急性心不全,チーム医療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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