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特集 チームで取り組む心不全医療

総論

筒井裕之

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.3, 15, 2016

人口の高齢化や高血圧などの生活習慣病や虚血性心疾患の増加,さらに急性冠症候群に対する急性期治療成績の向上と普及に伴い,心不全患者が増加している。慢性心不全患者は急性増悪時には救急入院治療を要することが多く,いったん改善しても,さらに増悪による入院を反復する。このような背景から,心不全患者の増加は,臨床上の問題に加えて社会における医療負担や医療経済も含んだ問題として捉える必要があり,その対策が急務となっている。再入院の要因には,基礎疾患や合併疾患の増悪といった医学的要因に加え,薬物アドヒアランスの低下や独居といった社会的要因,抑うつ,不安などの心理的要因も関与しており,心不全患者に対する包括的管理の重要性が指摘されている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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