【特集 大動脈弁狭窄症の新しい治療:TAVIの現状と展望】
(座談会)TAVIにおけるハートチーム:内科・外科の融合と次世代教育
掲載誌
CARDIAC PRACTICE
Vol.26 No.4 59-64,
2015
著者名
澤 芳樹
/
高山守正
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後藤剛
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倉谷徹
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
麻酔科
/
手術・救急
/
放射線科
媒体
CARDIAC PRACTICE
澤:わが国においてはこの数年,経カテーテル大動脈弁治療(Transcatheter Aortic Valve Implantation:TAVI)が導入され,治療体制が整えられてきました。TAVIは,重症の大動脈弁狭窄症に対する新たな治療の選択肢として注目を集めています。そこで本日は,3人のエキスパートの先生方にお集まりいただき,TAVIにおけるハートチームについて討論したいと思います。先生方の施設は,TAVIに使用する生体弁・サピエンの治験施設として2010年に承認され,すでに5年の治療経験があります。サピエンは臨床試験で始まった2009~2010年の治験を経ており,またCoreValveも1年遅れで治験が行われました。Sapien,CoreValveともに薬事承認を終え,この秋頃から本格的に保険償還されて使われるようになる見通しです。このような生体弁が積極的に使われる時代になってきたといえるでしょう。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。