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循環器疾患研究を支えた人々

有田眞(ありたまこと)

小野克重

CARDIAC PRACTICE Vol.26 No.2, 68-70, 2015

有田眞先生は循環器内科医師として不整脈学研究を専門とされ,その後,特に電気生理学的手法を用いて日本の心筋生理学研究とイオンチャネル研究を世界レベルに押し上げた不整脈領域のパイオニア研究者です。
1.九州大学医学部第一内科および生理学教室
有田眞先生は1961年に九州大学医学部をご卒業後は同大学第一内科に入局され,循環器内科医師として臨床医の道を進まれました。その後,大学院,米国ケンタッキー大学心臓血管部門への留学を経て心筋の電気生理学的研究へと邁進されました。有田眞先生の初期の研究の中で最も注目されるものの中の1つが肺静脈の自動能の研究です。近年の不整脈のカテーテルアブレーション治療法として肺静脈の電気的隔離術が広く施行されています。これは心房-肺静脈接合部を電気的に焼灼することで心房細動を停止させることができることを1997年にJaïs,Haïssaguerreらが報告したものであり1)2),以後は心房細動の根治治療法として世界中で広く実施されています。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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