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特集 肺高血圧症と右心機能

臨床 右心機能に着目した肺高血圧症の治療戦略

Treatment strategy for pulmonary hypertension focused on right ventricular function

波多野将

CARDIAC PRACTICE Vol.26 No.2, 31-35, 2015

「はじめに」肺高血圧症(pulmonary hyper-tension:PH)はかつて予後不良の疾患であり,その死因の多くは右心不全であった。このため,PH治療の目指すべきところは右心機能の保持,改善にあることは言うまでもない。PHにおいてスクリーニングや早期診断の重要性が広く認識されるようになった現代では,右心不全が顕在化する前に治療が開始されるケースが多くなってきていると思われるが,実際に右心不全に陥ってしまった場合の管理上重要なポイント,さらには慢性期に右心機能を保持して長期予後を改善するための治療戦略について解説する。なお,本項におけるPHとは主として肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension:PAH)を念頭においていることに注意されたいが,慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension: CTEPH)における右心不全の管理は概ねPAHと同様であると考えてよい。
「KEY WORD」右心不全,TAPSE,三次元心エコー,Upfront combination therapy

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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