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特集 超高齢社会と循環器疾患―アンチエイジング

バスキュラー・アンチエイジング 運動による血管のアンチエイジングはどこまで可能か

How far is it possible vascular anti-aging by physical exercise?

佐藤祐造

CARDIAC PRACTICE Vol.23 No.3, 65-70, 2012

「はじめに」21世紀の現在, わが国では老年人口が急増しており, 2010年には23.1%と超高齢社会となっている. 高齢者では成人の三大死因のなかで, がんによる死亡率が次第に減少し, 心疾患, 脳血管疾患の比率が増加, 75歳以上では, がん24.3%に対し, 心疾患17.6%, 脳血管疾患11.9%となっており1), 血管のアンチエイジング対策の重要性を示唆している. 「高齢者の生理代謝機能と運動」加齢に伴う生理代謝機能の低下は, 食事, 運動など生活習慣の活性化により, ある程度防止可能である2)3). 一方, 日常生活における身体活動量の低下は, "身体活動量低下→体力低下→生理機能の低下→疾病の増大→身体活動量の低下"という悪循環を形成, 加齢に伴う身体の諸機能の低下を促進し, "廃用症候群"を招く可能性がある4). 「1. 呼吸循環器系」身体トレーニングの継続は, VO2maxを増加させ, 乳酸性作業閾値(lactate threshold: LT)レベルの上昇をもたらす5).
「KEY WORD」physical exercise,vascular anti-aging,oxidative stress,NO bioavailability

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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