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特集 超高齢社会と循環器疾患―アンチエイジング

高齢化と危険因子 高齢者の脂質代謝異常の特徴と治療

Characteristics and treatment of dyslipidemia in the elderly

佐々木誠綾織誠人池脇克則

CARDIAC PRACTICE Vol.23 No.3, 33-36, 2012

「はじめに」現在, 日本人の高齢化は世界に類をみないスピードで進んでおり, 最新の統計によると高齢者人口の比率は23.1%と超高齢化社会に突入した. 一般的に, 加齢とともに動脈硬化性疾患発症のリスクは上昇するといわれており, 今後, わが国における高齢者の動脈硬化性疾患患者の発症頻度は上昇すると考えられる. 高齢者の動脈硬化性疾患(特に冠動脈疾患, 脳梗塞)の発症は, 生命を脅かすだけではなくQOLの低下を来たし, 患者本人およびその家族に多大の苦痛を与える可能性が高い. 治療も大切ではあるが, 究極的には予防が極めて重要であり, なかでも動脈硬化性疾患における主要の危険因子の1つである「脂質異常症」の管理は, われわれにとって非常に重要な課題である 「日本人高齢者のコレステロール値の推移」厚生労働省が2010年に行った調査によると, 日本人高齢者の総コレステロール値は2000年と比較して増加傾向である.
「KEY WORD」前期高齢者,後期高齢者,脂質異常,心血管イベント,スタチン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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