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特集 冠動脈疾患の診断・治療における画像診断の進歩

心筋虚血診断 MRIによる心筋虚血評価はスタンダードになり得るか―心筋血流MRI・遅延造影MRIによる心筋虚血評価の現状と可能性について―

Current status and future perspective of stress myocardial perfusion MRI and late gadolinium enhanced MRI for the diagnosis of chronic ischemic heart disease.

石田正樹北川覚也佐久間肇中嶋寛

CARDIAC PRACTICE Vol.23 No.1, 41-46, 2012

「はじめに」心臓の非侵襲イメージングの分野ではマルチスライスCTの進歩が著しく, 冠動脈CTイメージングの臨床利用は最近急速に拡大している. マルチスライスCTが主として冠動脈狭窄と動脈硬化プラークの形態的診断に強みを発揮してきたのに対して, 心臓MRIはシネMRIによる左室・右室機能と局所壁運動の評価, 遅延造影MRIによる心筋梗塞と心筋バイアビリティの診断, 負荷心筋血流MRIによる心筋虚血診断などの機能的診断を正確に行える特長をもつ. 負荷心筋血流SPECT検査は心筋虚血診断に広く用いられ, 豊富なエビデンスの蓄積を有している. 最近, 遅延造影MRIや負荷心筋血流MRIの高い診断能や予後評価における有用性を示すエビデンスの集積が急速に進み, 心疾患の診断におけるMRIの役割は大きく変わりつつある. 本稿では, 安定狭心症・慢性期心筋梗塞患者における心筋血流MRI・遅延造影MRIによる心筋虚血評価の現状と可能性について, 心臓核医学検査や心臓CTなどとの比較も交えながら解説する.
「KEY WORD」心臓MRI,虚血性心疾患,心筋血流MRI,遅延造影MRI

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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