「2014年10月4日(土)~5日(日)の2日間,JPタワーホール&カンファレンス(東京都)において,第36回日本臨床栄養学会総会・第35回日本臨床栄養協会総会 第12回大連合大会が開催された。第36回日本臨床栄養学会総会会長をお茶の水女子大学大学院教授の近藤和雄先生,第35回日本臨床栄養協会総会会長を東京家政大学教授の武田純枝先生が務められた(図1)。日本臨床栄養学会と日本臨床栄養協会はともに臨床栄養の学術交流を図る立場から,2003年より合同で総会を開催し,多彩な演題による臨床栄養の網羅的知識集約の場となっている。飽食の時代になり問題となってきた肥満や糖尿病,また高齢社会になったがゆえに生じた高齢者の栄養不足,さらには手術を含めた全身管理においてなど,医学にとって栄養学の果たす役割は,まだまだ大きなものがある。そこで本大会では,テーマを「栄養学と医学の融合―基礎研究に基づいた実践を目指して―」とし,2題の特別講演,13題の教育講演,6セッションのシンポジウムをはじめ,ディベートセッション,特別シンポジウム,パネルディスカッション,ワークショップ,サプリメントフォーラムを企画した。