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特集 第37回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

胃内で半固形状に変化する粘度可変型流動食の臨床的有用性

Clinical utility of variable viscosity type liquid diet changes semi-solid in the stomach

布施順子藤森亜由実福永あゆ荒田桃子中嶋容子北代智子高田小百合西村直子中村智子松村幸代小澤惠子伊藤明彦佐々木雅也

栄養-評価と治療 Vol.32 No.1, 38-41, 2015

「SUMMARY」経管栄養施行中,胃食道逆流や下痢などの合併症は,QOLの低下や予後にも関わる問題となる。今回,経鼻胃管チューブで投与可能な体液でありながら,胃内で半固形状に変化する粘度可変型流動食で,胃食道逆流や下痢が改善した症例が認められた。やむなく経鼻経管栄養を余儀なくされる患者を含めその合併症対策として,一選択肢になりうると考えられた。
「Ⅰ 目的」経管栄養施行中は,胃食道逆流に起因する誤嚥や下痢,胃瘻栄養法では瘻孔からの漏れなどがみられることがある。このような合併症は,QOLの低下や予後にも関わる問題となる。近年,半固形状流動食による胃食道逆流や下痢の抑制効果が報告されているが,半固形状流動食は粘度が高いため,改善効果を期待して胃食道逆流などに用いる場合,適応は胃瘻患者に限定される。今回,経鼻胃管チューブで投与可能な液体でありながら,胃内で半固形状へ変化する粘度可変型流動食マーメッドTMによる臨床的有用性についての検討を行ったので報告する。
「KEY WORDS」経管栄養,胃食道逆流,下痢,粘度可変型流動食

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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