<< 一覧に戻る

特集 第37回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

NST症例におけるCRP/Alb比(C/A)の変化と予後予測に関する研究

A study of the correlation between the change of CRP/Alb ratio (C/A) and the prognosis of NST patients

村尾奈苗山東勤弥上原正憲福本倫子上川知代野村佳世永沼智至中上俊中馬祐子寺尾昌之高島諭佐想彰規砂原一夫

栄養-評価と治療 Vol.32 No.1, 28-30, 2015

「SUMMARY」血清アルブミン値(Alb)とC反応性蛋白値(CRP)の比:CRP/Alb比(C/A)が栄養サポートチーム(NST)介入後12週時の生存・死亡の予後予測に利用できるか検討した。C/Aは,NST介入後2週時(2w)に生存群で死亡群に比べ有意に低下し,C/A3.0未満の群で生存数が有意に多く,生存群でC/A3.0未満の症例数が有意に多かった。C/Aは2wでの3.0未満への改善の有無から,予後予測に用いることの可能性が示唆された。
「Ⅰ はじめに」血清アルブミン値(Alb)は,静的栄養評価として栄養状態のスクリーニングに,動的栄養評価として長期的な栄養管理の指標に用いられ,また,予後予測の指標としてもさまざまな研究がなされている1)-4)。しかし,Albは生体の炎症や肝・腎機能,脱水などの影響を受けるため,栄養評価指標としてAlbを利用する場合,栄養以外の要因の影響を考慮しなければならない。特に,侵襲時はアルブミンの合成抑制,分解促進が生じるためAlbが低下し,必要な熱量および栄養素が投与されていてもAlbは改善されず,侵襲から回復後上昇する5)。
「KEY WORDS」血清アルブミン値(Alb),C反応性蛋白値(CRP),CRP/Alb比(C/A),栄養指標,予後予測

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る