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特集 第37回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

大腿骨近位部骨折地域連携パス患者に対する栄養アセスメントと看護師の関わり

Nutritional assessment and nursing care for patients with femoral head fracture that were indicated region-specific clinidal pathway

茨木あづさ櫻井洋一

栄養-評価と治療 Vol.32 No.1, 24-27, 2015

「SUMMARY」高齢者は複数の疾患を抱えていることが多く,栄養状態が悪化すると容易にADLが低下し寝たきりとなる。退院後の介護施設や在宅生活においても疾患に留意して栄養状態の低下を防ぐとともに,リハビリテーションの継続が必要となるため,多職種の連携が必須となる。
「Ⅰ はじめに」わが国では高齢化の進行とともに高齢者の大腿骨近位部骨折が増加しており,高齢者が寝たきりとなる重要な原因となっている。大腿骨近位部骨折の治療においては,術後早期から開始する積極的かつ適切なリハビリテーションが患者の日常生活動作(ADL)を獲得するために重要であるとされている。しかし,初期治療を行う急性期病院では手術後十分な入院期間が確保できない場合が多く,退院後によりよい在宅生活を送るためには,回復期にリハビリテーションや栄養管理を継続的に行うことが必須である。
「KEY WORDS」大腿骨近位部骨折,地域連携クリティカルパス(地域連携パス),栄養アセスメント,高齢者,多職種連携

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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