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特集 サルコペニアの定義と臨床的意義

疾患に関するサルコペニア(2次性サルコペニア) 2)慢性炎症において

Chronic inflammation and sarcopenia

小池晃彦

栄養-評価と治療 Vol.31 No.4, 35-37, 2014

「SUMMARY」慢性炎症は「軽度ではあるが,持続する炎症」と定義され,肥満や加齢が原因となる種々の疾患の基盤病態である。本稿では,肥満により脂肪組織の慢性炎症から骨格筋量減少をきたす病態について解説した。また慢性炎症は,1次性サルコペニアや癌による2次性サルコペニアにおいても重要な病態である。慢性炎症に対する栄養・運動介入は,サルコペニア予防策として期待される。
「KEY WORDS」炎症性サイトカイン,マイオカイン,インスリン抵抗性,腸内細菌,ω3系脂肪酸

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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