「SUMMARY」高齢者における虚弱(フレイル)の重要な要素として加齢性筋肉減少症(サルコペニア)が知られているが,加齢に伴う液性因子の変化や栄養障害がサルコペニアの発症,進展に関与している可能性が考えられている。また,こうした体組成の変化,身体機能の低下,老年症候群など複合的な要因によってフレイルや要介護状態に陥る場合も少なくない。本稿では高齢者および加齢に伴って認められるサルコペニアについて概説した。
「KEY WORDS」サルコペニア,虚弱(フレイル),要介護状態
「KEY WORDS」サルコペニア,虚弱(フレイル),要介護状態