「SUMMARY」筋肉量は蛋白同化・異化作用のバランスによって規定されているが,同化低下and/or異化亢進により筋肉量が低下した状況がサルコペニアといえる。同化作用はインスリン・IGF-1~PI3K~PKB/Akt~mTOR系により,異化作用はユビキチン-プロテアソーム系(FoxO~atrogin-1・MuRF1)とオートファジー系により主にコントロールされている。筋肉自身が分泌するマイオカイン(ミオスタチンやFGF-2)もサルコペニアに関与する。治療としてはBCAAやカルニチンが選択肢となりうる。
「KEY WORDS」蛋白同化・異化作用,PI3K~PKB/Akt~mTOR,ユビキチン-プロテアソーム,オートファジー,マイオカイン
「KEY WORDS」蛋白同化・異化作用,PI3K~PKB/Akt~mTOR,ユビキチン-プロテアソーム,オートファジー,マイオカイン