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特集 サルコペニアの定義と臨床的意義

サルコペニアの分子機序

Molecular mechanisms of sarcopenia

中牟田誠国府島庸之

栄養-評価と治療 Vol.31 No.4, 22-24, 2014

「SUMMARY」筋肉量は蛋白同化・異化作用のバランスによって規定されているが,同化低下and/or異化亢進により筋肉量が低下した状況がサルコペニアといえる。同化作用はインスリン・IGF-1~PI3K~PKB/Akt~mTOR系により,異化作用はユビキチン-プロテアソーム系(FoxO~atrogin-1・MuRF1)とオートファジー系により主にコントロールされている。筋肉自身が分泌するマイオカイン(ミオスタチンやFGF-2)もサルコペニアに関与する。治療としてはBCAAやカルニチンが選択肢となりうる。
「KEY WORDS」蛋白同化・異化作用,PI3K~PKB/Akt~mTOR,ユビキチン-プロテアソーム,オートファジー,マイオカイン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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