用語解説
介護食品
Nursing care food
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.31 No.2 45-47,
2014
著者名
深柄和彦
記事体裁
抄録
疾患領域
栄養管理
診療科目
脳神経外科
/
整形外科
/
リハビリテーション科
/
リウマチ科
/
神経内科
/
耳鼻咽喉科
/
老年科
/
手術・救急
媒体
栄養-評価と治療
[POINT] 咀嚼・嚥下能が低下した要介護者への食品提供のために, ユニバーサルデザインフード・特別用途食品の嚥下困難者用食品・嚥下調整食分類が存在し, 咀嚼・嚥下能低下に対応した食品が介護食品と呼ばれてきた. 最近, 高齢者や障がい者の栄養不良予防・改善を目指した食品を介護食品と定義し, 咀嚼・嚥下能低下ばかりでなく, 食事摂取量の低下やバランスの不良に対応することを目的とする考え方が確立しようとしている. [I はじめに] 介護食品は要介護者に対して提供される食品であり, 各病院・施設が工夫をして提供すると同時に, さまざまな食品メーカーが開発・販売にあたっている. しかし, その明確な定義はいまだ確立していない. そのため, 使用する側, 調理・開発・製造・販売する側の介護食品に対する理解が一定ではなく, その幅広い普及の障壁となっている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。