【特集 わが国における栄養教育の現状と課題】
学会等における栄養教育の現状と課題 4)日本臨床栄養学会
Japanese Society of Clinical Nutrition
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.31 No.2 40-41,
2014
著者名
板倉弘重
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
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糖尿病
/
呼吸器
/
消化器
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腎臓
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骨・関節
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皮膚疾患
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小児疾患
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癌
/
栄養管理
診療科目
一般外科
/
循環器内科
/
心臓血管外科
/
呼吸器内科
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整形外科
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産婦人科
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消化器内科
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腎臓内科
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皮膚科
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腫瘍内科
/
小児科
/
消化器外科
媒体
栄養-評価と治療
[SUMMARY] 日本臨床栄養学会では, 栄養教育の基準となる臨床栄養医学テキストを新しい観点から編纂した. 臨床栄養の自己研鑽を積んでいる医師を広く周知させるために認定臨床栄養医, 認定臨床栄養指導医資格制度を設けた. 臨床栄養教育指導者については認定臨床栄養学術師資格制度を設けた. 臨床栄養は疾病の治療のみでなく予防の領域でも重要であり, 医科系大学での教育, 研修の場の設定, エビデンスとなる臨床研究の推進を図っている. [I 栄養教育のための臨床栄養学テキストの編纂] 日本の栄養学に臨床栄養学が欠落していることを懸念した先達が1980年10月に設立したのが日本臨床栄養学会である. 栄養教育の基盤となるべきテキストの編纂が企画され, 2009年10月に『臨床栄養医学』(南山堂)として出版された. その趣旨は, 秦葭哉前理事長が本テキストの構想由来のところで述べられているが, 医学の一分野に臨床栄養学を位置づけて, あえて「臨床栄養学」を「臨床栄養医学」として, 各分野で活躍されておられる専門家に執筆いただきまとめられたものである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。