【特集 わが国における栄養教育の現状と課題】
学会等における栄養教育の現状と課題 3)日本外科代謝栄養学会
Japanese Society for Surgical Metabolism and Nutrition
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.31 No.2 38-39,
2014
著者名
織田成人
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
小児疾患
/
栄養管理
診療科目
一般外科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
手術・救急
/
小児科
/
消化器外科
媒体
栄養-評価と治療
[SUMMARY] 日本外科代謝栄養学会では, 学術集会時の「NST医師教育セミナー」の開催, 教育委員会の企画による年2回の教育セミナーの開催を通じて, 若手医師やメディカルスタッフに対する侵襲学, 代謝・栄養学の教育を行っている. さらに, 本学会で開発したERASプロトコールの日本版ESSENSEの紹介・普及を進めている. 現在, 代謝・栄養学の教育において指導的役割を担える医師を育成するための制度も検討中であり, わが国の代謝・栄養教育に引き続き貢献していきたいと考えている. [I はじめに] 日本の代謝・栄養に関する研究は, 外科が中心となって普及・発展してきたといっても過言ではない. 特に中心静脈栄養(total parenteral nutrition; TPN)は, 消化管を使えない消化器外科術後患者の栄養管理法として注目され, 消化器外科や小児外科領域でいち早く導入された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。