【特集 わが国における栄養教育の現状と課題】
栄養教育の現状と課題 2)管理栄養士
Current trends and issues of nutrition education; registered dietitian
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.31 No.2 18-21,
2014
著者名
寺本房子
記事体裁
抄録
疾患領域
栄養管理
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
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呼吸器内科
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脳神経外科
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整形外科
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産婦人科
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消化器内科
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腎臓内科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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泌尿器科
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神経内科
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老年科
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手術・救急
/
消化器外科
媒体
栄養-評価と治療
[SUMMARY] 社会での管理栄養士活動に必要となるスキルは, 養成施設卒業後の臨床現場における自己研鑽が重要となる. (公社)日本栄養士会では, 2014年度より生涯職能開発(CPD)の考えを取り入れた生涯教育制度を開始する. 医療や福祉などの専門の領域で対象者の状態にかかわらず, 単独で「栄養の指導」が実践できるレベルに達したことを認定する. その推進の基本には, 職業倫理や栄養ケアプロセス(NCP)の考え方を新たに取り入れている. [I 管理栄養士養成の背景] 生活習慣病の増加に伴い, 必要とされる食の担い手である管理栄養士の役割について, 2000年3月に栄養士法が改正され, 「複雑かつ困難な栄養の指導」とされていた管理栄養士の業務が, 「傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導」, 「個人の身体の状況, 栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導」, 「特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況, 栄養状態, 利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等」と明示された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。