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特集 わが国における栄養教育の現状と課題

栄養教育の現状と課題 1)医師

Current status and problems of nutrition education; Physicians

折茂英生

栄養-評価と治療 Vol.31 No.2, 14-17, 2014

[SUMMARY] 2009年の全国アンケート調査に基づき, 日本の医学教育における栄養学の現状と課題を明らかにした. これに基づき今後の医科栄養教育の方向性を展望し, 日本臨床栄養学会で策定した医科栄養学カリキュラム・ガイドを提示した. [I はじめに] 生活習慣病の発症因子としての食事や, 高齢者の栄養補給についての社会的関心の高まりは, 医師に対してより的確な栄養知識・スキルを求めているが, 医師は患者・一般人の要請に答えられるほど十分な栄養知識・スキルをもっていない. その原因の1つとして, 医学教育において栄養教育が不十分であることが挙げられる. 医学教育において栄養学が十分認識されていないのは日本だけではなく世界的な現象であるが, 近年欧米ではこれを見直す動きが出ている1). ほかの先進国に先がけて超高齢社会に入りつつあるわが国では, 本来いち早くこの問題に取り組むべきであろう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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