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特集 スポーツ医学における栄養

アスリートのたんぱく質栄養の考え方

Protein nutrition for athletes

岡村浩嗣

栄養-評価と治療 Vol.30 No.2, 36-38, 2013

「SUMMARY」たんぱく質は筋肉合成のために重要だが, 大量摂取が有効とする科学的根拠はない. 高蛋白食を摂る必要はなく, 普通の栄養バランスの食事をエネルギーが充足するように食べることによって必要量は摂取できる. また吸収が速い蛋白源が筋肉合成により効果的というわけでもない. 運動による筋肥大には, 運動に近いタイミングでたんぱく質を炭水化物とともに摂取することが重要である. 「I はじめに」アスリートにとってたんぱく質栄養の目的は, 筋肥大に代表される体づくりだろう. 体づくりのためのたんぱく質栄養では, 量や摂り方とともにエネルギーが不足していないことが重要である. エネルギーが不足していると, たんぱく質は体づくりではなくエネルギー源として消費されることから, 筋たんぱく質合成の維持には細胞内のエネルギーが不足していないことが重要であると示唆する研究もある1). 以下に述べるたんぱく質の必要量や摂り方は, エネルギーが充足していることが必要条件である.
「KEY WORDS」エネルギー,吸収速度,炭水化物,インスリン,摂取タイミング

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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