用語解説
Mini Nutritional Assessment(R)
Mini Nutritional Assessment(R)
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.30 No.1 54-57,
2013
著者名
佐々木 雅也
/
大井彰子
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
骨・関節
/
栄養管理
診療科目
整形外科
/
神経内科
/
老年科
/
精神科
媒体
栄養-評価と治療
「POINT」Mini Nutritional Assessment(R)(MNA(R))は, 栄養スクリーニングツールの一手法である. 栄養スクリーニングのツールにはSGAをはじめ, MUSTやNRS2002などがあるが, 対象を高齢者に限定してデザインされた栄養判定ツールはMNA(R)のみである. MNA(R)は1994年の誕生以来, 20以上の言語に翻訳され広く活用されている. さまざまな疾患を対象とした臨床研究も施行され, 高い感度と特異度, 優れた信頼性はすでに確認されている. MNA(R)の最大の特徴は, (1)簡易なスコアリング評価であり, (2)コストや時間を必要とせず, (3)どの職種にも容易に活用できる点である. 「I はじめに」わが国は世界に先駆けて2007年に, 65歳以上のいわゆる高齢者の人口比率が21%を超えて「超高齢社会」に突入した. 厚生労働省による「平成24年我が国の人口動態(平成22年までの動向)」では, 平成22(2010)年の高齢者の人口比率は23%と増加し続けている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。