SUMMARY ICU患者に対しては,必要エネルギー量とたんぱく質量のモニタリングが重要であり,総エネルギー量として25~30kcal/日,たんぱく質量は1.2~1.5g/日で開始するのが好ましい。過剰栄養と窒素負荷を避けるためにも,ICUでは栄養代謝のモニタリングが必要となる。肥満や重症合併症例には間接熱量計の使用が望ましいが,日常の診療では身体計測と血液,尿検査によりモニタリングが可能である。 KEY WORDS ■代謝モニタリング ■基礎エネルギー消費量 ■必要たんぱく質量 ■窒素バランス ■間接熱量計