SUMMARY 術前栄養評価において,低栄養状態の患者の術後合併症率,在院死亡率が高いことが近年報告されている。このため一般市中病院においても,手術の際には術前の栄養状態の評価とその改善が合併症率低下のために重要である。神奈川県下の地域一般病院である当院NSTの昨年1年間の総介入実績は312例であり,そのうち40%の症例にて栄養状態の改善がみられた。しかし残りの60%では効果はみられなかった。また,慢性腎不全により透析治療中の患者に対し,新しいプロバイオティクスであるBB536を投与することで,便秘の改善効果をみることができた。 KEY WORDS ■栄養療法 ■NST ■BB536