SUMMARY 近年呼吸商の低下した肝硬変患者への就寝前軽食が推奨されている。呼吸商の測定には間接熱量計という高価な機器を使用するため,日常臨床で一般に行えない。そのため呼吸商の代替となるパラメータについて検討を行った。呼吸商に対し%AC,%AMCに相関が認められ,予後の指標となる呼吸商0.85に対するそれぞれの予測値は,%AC95%,%AMC92%であった。%AC,%AMCは呼吸商の代替指標として用いうると考えられた。 KEY WORDS ■ 就寝前軽食(LES) ■ 間接熱量計 ■ 呼吸商(RQ) ■ 上腕周囲長(AC) ■ 上腕筋囲(AMC) ■ tumor necrosis factor-α(TNF-α)