SUMMARY
近年呼吸商の低下した肝硬変患者への就寝前軽食が推奨されている。呼吸商の測定には間接熱量計という高価な機器を使用するため,日常臨床で一般に行えない。そのため呼吸商の代替となるパラメータについて検討を行った。呼吸商に対し%AC,%AMCに相関が認められ,予後の指標となる呼吸商0.85に対するそれぞれの予測値は,%AC95%,%AMC92%であった。%AC,%AMCは呼吸商の代替指標として用いうると考えられた。
KEY WORDS
■ 就寝前軽食(LES) ■ 間接熱量計 ■ 呼吸商(RQ) ■ 上腕周囲長(AC) ■ 上腕筋囲(AMC) ■ tumor necrosis factor-α(TNF-α)
全文記事
第34回日本栄養アセスメント研究会発表演題より
肝硬変患者の就寝前軽食導入の指標についての検討
Parameters of Late evening snacks start in patients with liver cirrhosis
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.29 No.1 37-40,
2012
著者名
白木 亮
/
寺倉陽一
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西村 佳代子
/
村上啓雄
/
森脇 久隆
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
消化器
/
感染症
/
栄養管理
診療科目
消化器内科
媒体
栄養-評価と治療
Key Words
就寝前軽食(LES)
/
間接熱量計
/
呼吸商(RQ)
/
上腕周囲長(AC)
/
上腕筋囲(AMC)
/
tumor necrosis factor-α(TNF-α)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。