SUMMARY
高度肥満患者の消費エネルギーについて,実測値と現体重(BW),理想体重(IBW),調整体重(ABW)による推計式を比較検討した。その結果,BWを用いると過剰となることが確認された。IBWを用いて算出すると実測値より過少となる傾向があり,ABWを用いた算出方法が最も適切であると示唆された。一方,腹腔鏡下減量手術前後において,まったく代謝の変動は認められず,周術期の侵襲はほとんど加わらないことが明らかとなった。
KEY WORDS
■ 腹腔鏡下減量手術 ■ 高度肥満 ■ 安静時代謝エネルギー(REE) ■ 必要エネルギー量 ■ 間接熱量測定
全文記事
第34回日本栄養アセスメント研究会発表演題より
高度肥満患者における間接熱量測定の有用性について
Prediction of energy expenditure in severely obese patients
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.29 No.1 32-36,
2012
著者名
栗原 美香
/
山本寬
/
佐々木 雅也
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
/
消化器
/
栄養管理
診療科目
手術・救急
/
消化器外科
媒体
栄養-評価と治療
Key Words
腹腔鏡下減量手術
/
高度肥満
/
安静時代謝エネルギー(REE)
/
必要エネルギー量
/
間接熱量測定
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。