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みんなですすめる臨床栄養管理

第19回 公立学校共済組合九州中央病院医療技術部栄養管理科

渡辺啓子

栄養-評価と治療 Vol.29 No.1, 5-10, 2012

傷病者の栄養状態を改善する方策は,病気の予防,治療に応用できることが多くの研究で明らかにされてきた。しかし,普通に食べることができず,食欲を失い,消化・吸収能力が低下し,エネルギーや栄養素の必要量が増大し,さらにこれらの合成能力が低下した傷病者に対して,適正な栄養状態を改善,維持することは簡単な話ではなく,多くの専門家の知識と技術が必要になる。そこで本連載では,チームワークにより積極的に栄養管理に取り組んでいる事例を紹介していきたいと思う。
(神奈川県立保健福祉大学学長 中村丁次)

執筆者紹介

●略 歴
1978年 中村学園大学短期大学部卒業
2010年 中村学園大学大学院栄養科学部修了
1978年 公立学校共済組合九州中央病院入職~現在に至る
●役員歴
2006年 福岡県栄養士会病院栄養士協議会会長
2010年 全国病院栄養士協議会副会長

①渡辺啓子(管理栄養士),②江嶋祐樹(薬剤師),③梶原亜希(管理栄養士),④大中 瞳(管理栄養士),⑤西村ゆかり(管理栄養士),⑥町本周平(作業療法士),⑦原口未奈子(臨床検査技師),⑧桧山智子(薬剤師),⑨中村俊彦(外科医),⑩竹迫仁則(脳血管内科医・チェアマン),⑪山中三枝(看護師),⑫田川美樹(皮膚・排泄ケア認定看護師)

●後輩栄養士の方々へ
適切な栄養管理を行うためには,得意分野である栄養のみならず,臨床,薬学,看護,経営などに関する幅広い知識の習得が必要です。そのため,各人が専門分野のさらなる情報入手に努力しながら,同時に相互理解を進めるコミュニケーション技術を習得していただきたい。病棟に留まる時間を少しでも多くすることでさまざまなことが見えてきます。

はじめに

 現在,当院は公立学校共済組合の「職域病院として」,また,「地域の中核医療機関」としての役割を果たすべく,厚生労働省が提唱する「4疾病5事業」のうち「がん診療」と「救急医療」を重点的に取り組んでいる。また,糖尿病や高血圧をはじめとして地域連携パスを整備し,病診連携を積極的に推進しているところである。2010年度は,病床数340床(ICU10床,HCU11床),平均在院日数14.8日,病床稼働率98%であった。

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